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2011年1月26日 (水)

さて、なんと言う?

先日、フェンスをよじ登るボーダーを見た。

飼い主の指示により、それを乗り越えて向こう側に行ったわけだ。

助走を付ければ飛び越えられる高さだったが、その場で飛びつき、足りない分を足を使って登り切ったという次第。

そのときは、乗り越える、という意味合いで”オーバー”というコマンドを掛けていたのを聞いたのだが、あとで、さて何と言うのが正しいのだろうかと考えついた。

 

そのときは軽い気持ちでTwitterでつぶやいてみたのだったが、フリーをなさっているフォロワーさんからReplyをいただいた。

それに拠れば、フリースタイルでは競技者の体に触れず飛び越えるものを”オーバー”と規定していて、体などを踏み台にしてのジャンプは”タップ”となる、と。

すると、例えば”ジャンプ”はよいとして、その後の行為、よじ登る部分はなんといえばよいのかという話になった。

 

確かに、一気に飛び越えられる高さなら、犬はジャンプ、或いはオーバーで理解するだろうが、始めから足がかりを作って登っていかなければならないような障害物の場合、どう言って命令=コマンドを出せばいいのだろう。

 

続く会話の中で、警察犬がそういう登り方をしているという示唆をいただいた。

確かに見たことがある。

シェパードが後肢で頑張って乗り越えるようなシーンである。

 

そこで、自分的に後で調べてみようと思ったのであった。

 

-------------------

 

と言って、専門的に調べる時間もないので、ちょっとあれこれと検索してみた。

しかし、意外とそのものズバリはヒットしない。

 

で、いろいろと試行を重ねていって辿り着いた結論は以下の通り。

 

 

警察犬を始めとして、アジリティ等の訓練系では、こうしたシチュエーションを「障害飛越(ひえつ)」と規定するようだ。

その命令のコマンド、ここでは声符と称するが「飛べ」となる。

 

むろん高さは一般的な競技大会の中では一定のようだが、場合によっては高さが上がり難易度が高くなる。(通常1m)

そうした際に、解決手段としてそれをよじ登る行為が発生するが、これはあくまでも過程の行動であって、それのみを指示する必要はないと考えられているように思えた。

要するに、簡単な命令のみでもあとはそれを成し遂げようとする犬の自主性に任せられているとも言えるわけだ。

 

考えてみれば、よじ登るところから始まる状況はあまりないし、あくまでも途中での形であれば、補助しない側から言えることは、本来の目的を遂行する為に当初の言葉を発するのみとなるしかないのだから。

 

ついでだが、もうひとつ、このシチュエーションを想定した試験の規定がある。

「救助犬」に対するものだ。

これは複合的に命令をこなすテストの中でのものであるが、「板壁障害物」と称されていて、高さ1.5m、角度90°と定められている。

 

これは災害現場などでの障害物を想定したものだから、まさによじ登りを試されるものであるとも言えるだろう。

 

ただし、それにおける対処法というか、犬の立ち向かう姿勢は同じであって、やはりここにも「飛べ」というものしかないし、それで充分以上に事足りるとも言えるのだ。

 

 

他に思いつくものとしてはおそらく軍用犬の訓練などにこうしたものが存在していると思う。

 

こちらはいずれまたあちこち覗いてみるかも知れないが、基本的には先に述べた事柄の延長線上にあると考えて間違いないだろう。

ただ、状況的に難易度が上がり、過酷さが増す筈で、更なるものが求められるということであろう。

 

 

ハンドリングなどで視線で犬を誘導するという指示の出し方もある。

 

人犬一体という形で産み出される、フリースタイルという競技においてもその要素は無論ある。

 

コマンドは犬に対する次の行動への切り替えの入り口、と考える。

 

それはシンプルであるに越したことはない。

 

複雑なものは混乱へも通ずるし、なにより犬自身に考えさせるということを蔑ろにすることにもなりかねない。

 

単純に考えれば、指示通りに全てをこなしていくというのはそれはそれで素晴らしいものだが、取り巻く環境が変化する可能性があるのなら、自主的に問題解決に立ち向かえる力の方がより高度であるはずだ。

 

彼らがそれをこなすだけの能力を持っているのなら、それを引き出し、共に上位の関係性を築ける方がよりよいことは間違いないと思う。

 

コマンドだけに囚われない、柔軟な考え方の大事さ。

 

ふとしたことからあらためて思い至ったお話しでした。

 

(よい契機をいただきありがとうございました。)

 

 

(確固とした調査に基づいての記述ではもちろんありません。殆どがワタシ的に思いつくにまかせ、考え半ばのまままとめたものです。例えば、英語ならどうなのよ?といった部分など、補足しなければならない部分、もっといえば間違いや思い違いなど多分に含まれているかも知れません。あらかじめお詫びしておきますね。)

 

 

 

 

 

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